私だ。
あんちえいじゃー(@abcwriter1150)だ。

皆さんは、少年の心を持っているだろうか?
ぼくはまだ持っている。というか、心はいつだって少年のままだ。

「大人子供」と辞書でひくと、恐らく「あんちえいじゃー(@abcwriter1150)」と載っているだろう。

伊坂幸太郎を真似してみた。

さて、今回はそんなピュアな心を忘れないぼくがドハマリした週刊少年ジャンプのある漫画について紹介しようと思う。

その漫画とは、こちらだ!

トゥルルルルルル、シュパアアア!!(この効果音は、HIKAKINTVの例の効果音だ。

『ぼくたちは勉強ができない』。

少年誌のラブコメは、恋愛工学のメソッドを習得したぼくからすれば、自分を非モテコミットに追いやった忌むべきジャンルなのだが、やはりぼくの中の非モテ遺伝子が現実世界ではありえないラブコメを渇望していたようだ。

それでは早速紹介しよう。

「ぼくたちは勉強ができない」とはどんな作品か?

今回紹介させてもらう「ぼくたちは勉強ができない」(以下、ぼく勉)は、2017年10月現在、週刊少年ジャンプで絶賛連載中のラブコメディである。

この物語の主人公、唯我成幸クン(高校3年生・童貞)は、要領は悪いが人並み外れた努力で学校の成績上位を常にキープしているガリ勉メガネだ。彼は青春のすべてを犠牲にして勉学に励んできた。というのも、彼が通う一ノ瀬学園には「特別VIP推薦」という制度があり、その獲得を狙っているからだ。

特別VIP推薦とは、その学年で特に優秀な成績を収めた生徒の大学進学にかかるすべての学費を免除するというシステムである。作中では歴代の生徒のなかでも特に優秀と見なされた生徒に限り、と説明されているが、まあここは「その学年で特に優秀な生徒」に与えられる制度、と考えるのが妥当だろう。

なぜ唯我成幸クンが、学生生活のすべてを犠牲にしてまでその推薦を取ろうとしているのかというと、彼の家が極度の貧乏だからである。5年前に稼ぎ頭である父親を亡くした唯我家は、母と5人の子どもたちだけで暮らしている。母親のパートの収入と(恐らく何らかの補助金で)なんとかやりくりをしている状態だ。

きちんとした大学を出て、そんな家族に少しでもいい暮らしをさせてやるのが、主人公である唯我成幸クンのささやかな願いだ。

まあ、現実世界の残酷なルールを当てはめるのなら、貧乏な家の子どもは、仮に大学を出たとしても、やっぱり低収入な職にしかつけない可能性が高いのだが、ココではあえて触れるまい。

参考エントリ:【書評】言ってはいけない 残酷すぎる真実 橘玲

そんな努力家の唯我成幸クンであったが、彼には目の上のたんこぶ的な存在が2人いた。

一人は、数学・物理において圧倒的な才能をみせ、学年トップをひた走る緒方理珠(おがたりず)。通称「機械仕掛けの親指姫」。

もう一人は、現代文・古文・漢文において圧倒的な才能をみせ、学年トップをひた走る古橋文乃(ふるはしふみの)。通称「文学の森の眠り姫」。

理系・文系における天才二人の存在が、唯我成幸クンを悩ませていた。なぜなら彼が獲得を目指している「特別VIP推薦」とは、学年で特に優秀な成績を収めた生徒にのみ与えられるシステムだからだ。

優秀という意味で、唯我成幸クンは天才である緒方理珠、古橋文乃の足元にも及ばない。

本当に自分は特別VIP推薦を取れるのか?

緊張の最終面接、、、、唯我成幸クンは、特別VIP推薦をゲットすることができた、、、、、!!

しかし、世の中そんな甘い話はない。

特別VIP推薦を取得する条件として、目の上のたんこぶである緒方理珠と古橋文乃の二人の教育係を命じられるのである。

なんとこの二人、それぞれ自分の得意分野とは正反対の分野への進学を希望しており(緒方理珠は文系志望、古橋文乃は理系志望)、しかもその志望分野の成績が壊滅的なのであった。

果たして唯我成幸クンは、彼女たちを志望の大学に入学させることができるのか???

そして、予想外に可愛い彼女たちとの恋の行方は。。。

といったお話だ。

まあ、ぶっちゃけ高校が全くつながりの無い大学の授業料を免除するなんてのはシステム的にありえないわけで、そんなわけの分からないシステムを利用するよりは勉強を頑張って国立大学に入って、その大学の制度ある授業料免除制度を使ったほうが遥かに賢いしコスパも良い。

授業料免除選考基準の運用について:文部科学省

ぼくも大学時代はこの制度のお陰で、学費の半分を免除された。片親だけなら、よっぽど単位を落としまくらない限り、ほぼ100%授業料は免除される。

しかしこれは漫画。そんな野暮なことはいうまい。

では次に、そんな「ぼく達は勉強ができない」の具体的な魅力について見ていこう。

と、その前にまずは主な登場人物について、簡単に紹介しておこう。

「ぼくたちは勉強ができない」の登場人物について(3巻発売時点)

唯我成幸(ゆいがなりゆき)

この物語の主人公。幼いころに他界した父の影響で、「できないやつの味方でいる」ことを決意する。メガネ。要領は悪いが、人一倍の努力でカバー。根は真面目でお人好しという、まさにザ・ラブコメの主人公。しかし肝は座っており、先生だろうと先輩だろうと割と平気で茶化す(桐須先生やあしゅみー先輩のことだ)。茶芯はしっかりしており、言うべきときは言う。ゆえにしがなくはない。恋愛には奥手だが、おっぱいは好き。

緒方理珠(おがたりず)

理系の天才。身長142センチと小柄だが、おっぱいがやばい。推定D、いやEはある。唯我成幸も、緒方理珠のおっぱいには一目も二目も置いている。ファーストキスは唯我成幸。感情表現が下手で、一人で悩みを抱えがち。アナログゲームが趣味だが、壊滅的に弱い。文系を志望する理由も、人の真理を学ぶことができれば、アナログゲームで他人に勝つことができるのではないか?というもの。どんだけゲーム好きやねん。実家はうどん屋。唯我成幸のことを好きになるが、本人にはまだその自覚がない。

古橋文乃(ふるはしふみの)

文系の天才。バストサイズはA。本人はそのことをコンプレックスに思っているようだが、逆にそれがいい。背が高く体型もすらっとしたモデル体型。ヒロインの中でも特に男性人気が高く、度々告白されている。実家はどうやらお金持ちなよう。毒舌家だが、本人にその自覚はない。亡くなった母親の星を探すために天文学を志す。その意味するところは、まだ作品では語られていない。他の2名のヒロインがそろって唯我成幸に恋をしていることにいち早く気づく。早くも戦線離脱か?と思われたが、どうも気づかぬうちに古橋自信も唯我成幸に惹かれはじめているよう。

武元うるか(たけもとうるか)

本作一の女神。1話目に登場していないのがなんだ!本誌のカラー表紙では、大体一番大きく描かれる。つまりそういうことなのだよ。水泳部で唯我成幸とは中学生の時からの付き合い。将来オリンピックも期待されるほどの逸材。通称「白銀の漆黒人魚姫(もはや意味不明)」。スポーツ推薦で音羽大学入学を希望しているが、入学に際しては英語の試験もあるということで、唯我成幸に英語の勉強をみてもらうことになる。実は中学時代から唯我成幸のことが好き。天真爛漫で何事にも全力。また、料理も上手。恋する乙女ってやっぱかわいいなあと思わずにはいられない。あんちえいじゃー的には、ぜひとも唯我成幸とくっついてほしい。

桐須真冬(きりすまふゆ)

先生。恐らく専攻は世界史。唯我成幸の前任の教育係。才能がある人間はそれを活かすべき、という信念の元、緒方理珠、古橋文乃に進路変更を勧めた。どうやらそのとき色々あったみたいで、二人にはめちゃくちゃ嫌われている。しかし、それも二人のことを思ってのことであり、本質的には生徒思いのいい先生。感情表現が下手なんだよな。私生活はずぼらで、部屋は散らかり放題。はじめて部屋に入れた男性が唯我成幸。つまり処女。まさか先生がこの恋愛劇に参加かよ?!と期待に胸とその他色んなところを膨らませたが、どうやら見えない力が働いたようで、最近は同ポジションに浪人生である、あしゅみー先輩が登場。はたしてどうなることやら。

なんか割と真面目に紹介して、らしくないなと思いつつも、上記が3巻までの「ぼくたちは勉強ができない」における主要な登場人物たちだ。

「ぼくたちは勉強ができない」の魅力

さて、次に「ぼくたちは勉強ができない」の魅力について見ていきたい。

その他凡百のラブコメとの違いを感じ取ってもらえると嬉しい。

お色気要素少なめなのに、登場人物の女の子たちにときめくことができる

決して0ではないが、あからさまなお色気要素が無いのが本作の特徴である。

ブラすけ、胸チラはあるが、パンチラは今のところ登場していない。

ラブコメ定番のお風呂イベントもあったのだが、大事なところは湯気に隠れてみえないし、主人公がヒロインのアソコに顔をうずめるようないわゆる69的なハプニングもない。

まあ、ランジェリーショップの回とか、ちょいちょいお色気回もあるが、他の作品に比べれば全然マイルドだ。

それよりもちょっとした仕草だとか、照れた表情に胸をキュンキュンさせることのできる、近年まれに見るタイプのラブコメだ。

やたらと登場人物が脱ぎまくるラブコメにいい加減嫌気がさした人たちにとっては、まさに一服の清涼剤となる漫画である。

登場人物たちがみな、嫌味がなくて魅力的

上記の魅力にも通じるところがあるのだが、とにかく登場人物が魅力的。

ジャンプのラブコメだから、基本ドロドロした展開はなく、むしろ登場人物がみんなありえないくらいピュアで魅力的だ。

小ネタ程度に挟まれる受験テクニックが、何気に実践的で役に立つ

この物語は、主人公がヒロインたちに勉強を教えるというポジションに居るのだが、ゆえに勉強に絡む小ネタがちょいちょい登場する。

しかもその小ネタが、実践的で役に立つのだ。

例えば小論文について。

唯我成幸クンが、小論文が書けなくて悩んでいる緒方理珠クンに小論文の書き方をアドバイスする回があるのだが、その時の唯我成幸のアドバイスが、教科書みたいで普通に役に立つ。曰く「小論文の構成は大きく分けて3段階。「序論」「本論」「結論」だ〜(以下略)」。

漫画も読みながら受験テクニックも身につく!なんて素晴らしい漫画なのだ。

いわゆる正ヒロインがおらず、最終的に誰とくっつくのか、展開が全く読めない

普通ラブコメは、連載第一回で正ヒロインが登場して、読者もなんとなく「ああ、最終的にこいつとくっつくのね」というのが予測できる。そして、紆余曲折を経ながらも、大体その通りに物語は収束するのがお約束だ。ぼくの知る限り、唯一の例外は「いちご100%」だ。

しかし、「ぼくたちは勉強ができない」はそのお約束事が通用しない。

確かに第一話では2人のメインヒロイン、緒方理珠クンと古橋文乃クンが登場した。しかし、2人の扱いはほぼ同等で、どちらも特別扱いされていないのである。むしろあとで現れた武元うるかの方が最初から唯我成幸に想いを寄せているという意味では、特別扱いされている。

最終的にはこの3人の誰かとくっつくのだろうが、現時点で誰とくっつくのかが全く予測できない。

つまり、今後の展開が非常に気になる作品なのである。

高校3年生からのスタートなので、中だるみがなく、作品のテンポがいい

大体ラブコメは高校2年生か1年生から始まるのだが、本作は受験真っ盛りの高校3年生からスタートする。

ゆえに、余計なエピソードを差し挟む余裕がなく、作品にいいテンポを与えている。中だるみがなく、テンポよく物語が進んでいくため、毎週飽きずに読むことができる。

やりたいことをやるべきか、才能のあることをやるべきか?という裏テーマが考えさせられる

本作のヒロイン2人は、得意分野においては恐らく10年に1人レベルの天才である。

しかし、彼女らの希望する道は、その才能とは全く異なる道。

正直ぼくは、それでもいきたい道をいくべきだ、という本作の主張には賛同できない。

だってもったいなさすぎるのだもの。

立場的には、桐須真冬先生と同じだ。

仮にすごく勉強を頑張って、希望の学部に入れたとしても、その先に待っているのは苦難でしか無い。

大人になって、向いていない仕事に就いたときの絶望感を彼女らは知らない。

できないっていうのは、本当にしんどいし、精神を蝕む。

今はこういう時代だから、自分の得意なことや強みを活かして、十分に自分の好きな分野と関わることができる。

だから、安易に◯◯だから文系!(理系!)、じゃなくって、本当にそうしないとやりたいことできないの?っていうのを深く考えて、道を探るのが良いんだよな。

「苦手でも、頑張って努力すれば報われる」ってのは思考停止の最たる例だし、絶対に推奨しちゃいけない価値観だよ。

それを天下のジャンプで大々的に取り上げるのはどーしたもんかいのーとあんちえいじゃーは思うのでした。

そういった意味でも、この作品の結論には注目したいと思っています。

あんちえいじゃーイチオシのキャラは「武元うるか」だ

さて、真面目な話題の次は暑苦しい話題だ。

この作品には様々な魅力的な女の子が登場する。

そんな彼女たちの中で、私あんちえいじゃー(@abcwriter1150)が最もおすすめするキャラは、ずばり「武元うるか」である。

以下、その理由を暑苦しく述べる!

理由1.恋する少女は美しい

なんやかんや、恋する少女はかわいいのです。

武元うるかは、本作のヒロインの中では唯一最初から唯我成幸のことが好き。

その好きさたるや尋常ではなく、1人妄想を膨らませて、よく暴走している。

最初は唯我成幸から勉強を教えてもらうことにあまり気乗りしていなかった武元うるかクンだが、自分以外の女の子に一生懸命な唯我成幸をみて、考えを改める。自分に1番一生懸命にさせてやる!という動機は、勉強を頑張る理由としては不純っちゃ不純である。

しかし、自分を差し置いて他の女の子と仲良くする唯我成幸に我慢できなかったのである。恋する乙女の行動原理は、いつだって好きな人に気に入られたいという衝動だ。

理由2.一生懸命さが可愛すぎる

これは3巻のエピソードなのだが、家の事情で学校にお弁当を持ってこれなくなった唯我成幸クンに、武元うるかクンが手作り弁当を作るという話がある。

紆余曲折を経て、武元うるかクンの手作り弁当は、唯我成幸に食べてもらえるのだが、その最後のやり取りがやばい。

「適当に作ったたら余ったから持ってきただけ」とか言ったくせに、いざ実食となると「あのね、あのね!」と自身がどれだけ頑張ってそのお弁当を作ったのかを、目を輝かせながら積極的にアピールし始める。周囲の人にも「全然適当じゃないわね」と気づかれるレベルの気合の入った弁当だ。

可愛すぎるやないけー!!

いやもう、そんな一途で一生懸命に自分のことを考えてお弁当作ってもらえたら、100%惚れてまうやろ。

いいなあ。

なんかわざわざ理由を1と2にわける必要あったのかと思うのだが、まあとにかく武元うるかクンが可愛いのだよ。

一途にまっすぐ唯我成幸クンのことが大好きで、なんとか振り向いてもらおうとするんだけど、なかなか一歩が踏み出せない。

今の関係が壊れてしまうのが怖いのだ。

わかる。すげえわかるわ。

とにかく武元うるかクンはめっちゃかわいい。もともとの性格が明るくて元気なうえに、素直でめっちゃ一途。表情がコロコロかわるのもいい。スタイルも、水泳を行っているせいか、いい。おつはいもちょうどいいくらいに大きく、ヒップも上向き。ウエストのくびれもパーフェクト。何この娘神なの?ねえ神なの??

ツンデレが至高とか、やっぱ天然だよね!とか色々言う人がいるが、やっぱり明るくて前向きな女の子が一番だよなと改めて思ったよ。いや、それは女の子に限らず同性の友達もそうかも。別にうぇーい!っていうパリピである必要はない(というか、ぼくはパリピ気質な人は苦手)。でも、やっぱり一緒にいて楽しいな、居心地がいいなと思うのは、人生に対して前向きな人だ。

ぼくは能力は平々凡々だし、顔もフツメンだ。稼ぎは平均以下だけど、それでもつねに、人生には前向きでいようと思う。

おわりに

ラブコメ漫画のセオリーでいくと、武元うるかクンは唯我成幸クンに選ばれることはない。

最終的に選ばれるのは、緒方理珠クンか、古橋文乃クンだ。

でも、それでもぼくは武元うるかクンの幸せを願ってやまない。

だって、誰よりもずっと最初に唯我成幸クンの魅力に気づいて、誰よりも長く唯我成幸クンに想いを馳せてきたんだぜ?

そんなぽっと出のヒロインに負けるんじゃねーぞ!

「ぼくたちは勉強ができない」は恋する乙女、武元うるかクンの物語だ。

まあ、とにかく面白い漫画なのでぜひとも手にとって読んでみてください。

おしまい。