私だ。
あんちえいじゃー(@abcwriter1150)だ。

前回書いた記事が思いの外好評で、一日あたりのPV数が久々に500を超えました。

今までも書評記事が作者の方にリツイートされて、通常よりPV数が上がったことは何度かありましたが、今回は今まで以上に自分の頭でしっかりと考えたエントリを書いたつもりだったので、多くの方に読んで頂けたことを非常に嬉しく思っております。

やはり何事も継続が大事ですね。PV数が劇的に増えたわけではない為(むしろ最近ちょっと下降気味)、あまり説得力が無いかもしれませんが、最近以前よりも明らかに質の高いエントリを書けるようになってきたと思います。「構成を考えてから書く」ということが、習慣化され始めたのかもしれませんね。

というか、最近は今まで以上にきちんと構成を考えてから文章を書くように気をつけています。コツは「考える作業」と「書く作業」を完全に切り離すことでしょうか?この辺はまたそのうちブログでしたためれたら良いなと思います。

ここからが本題です。

社内調整力は、時代遅れのスキルなのか?

さて、大なり小なり、組織で働く上で重宝されるスキルに「社内調整力」というものがある。

自身が関わるプロジェクトの決裁を、スムーズに得る為のスキルである。俗にいう「根回し」のことである。

このスキル、確かに組織の中でスムーズに仕事を進める上では、非常に重要なスキルではあるが、ネット界隈では割とネガティブなものとして取り上げられることの多いスキルである。

www.itmedia.co.jp

とか、

www.nikkei.com

とかみたいにね。

確かに社内で仕事をスムーズに進める為に、誰に、どのタイミングで話を通しておくべきか、といったことを把握し、実行するスキルは、同じ組織に長く勤めていれば、自然とある程度身に付く能力だし、必要とされるスキルだ。しかし、その他の重要なスキル、例えば課題解決スキルだとか、営業力といったスキルと比べると、広く市場で使える汎用性が高いスキルとは考えられていない。

 

というのも、社内調整力とは、その組織の人間関係や社内の暗黙のルールをきちんと把握していることが前提で使えるものであり、いったんその組織を離れて別の組織に入った場合、また最初から組織の人間関係や社内のルールを学ぶ必要があるとされているからだ。

しかし、だ。

自分の仕事をスムーズに進める為に身につけた「調整力」は、本当に時代遅れで、汎用性の低いものなのだろうか。

僕の答えはNoである。

社内調整力は勤め人には必須のスキルだ

考え方、捉え方を変えるだけで、社内調整力は、市場で通用する大きなスキルとして活用することができるだろう。

なぜか?

その理由は大きく分けて3つある。

人に協力を仰ぐスキルが身に付くから

ではまず1.について。

社内で仕事が円滑に進むようにキーマンに働きかけることができるとは、言い換えれば自分のミッションを達成する為に、重要と思われる人物に協力を仰ぐということができるということである。また、自分一人の力で解決できない問題を解決する為に、周囲に協力を仰ぐのは当たり前のことだし、むしろ推奨されるべき能力として考えられている。大きな仕事を成し遂げる為には、どうしたって周囲の協力が必要である。例えばある課題に対して、自分よりも遥かに上手く対処できるスキルがある人がいるとしたら、その人に課題を解決してもらった方が、より早く、よりクオリティの高い成果物を生み出すことができるのは、自明の理である。

具体的な段取りを考え、実行するスキルが身に付くから

次に2について。

仕事とは、ただゴールを決めただけで終わりではない。そこにたどり着く為に、何をしなければならないかを具体的な行動に落とし込む必要がある。そして、具体的な行動に落とし込む為には、いつまでに、なにをどういう状態にしておくべきか、といったことが分かっていないといけない。社内調整を行うということは、いつまでに、誰に、何をどうして貰えば良いかを考える、実行することである。つまり、社内調整力をつけることで、仕事を進める為の段取り力、行動力を鍛えることができるのである。

人を動かす為のインセンティブシステムの理解が深まるから

最後に3について。

これはちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』を読んで気付いたんだけど、社内調整力を伸ばすことで、人を動かす為のインセンティブシステムに対する理解を深深めることができる。社内調整を行うということは、社内で一定の影響力のある人に自分の望む通りの行動をとってもらうことである。望み通りの行動をとってもらう為には、動機付け(インセンティブ)が必要である。キーマンと呼ばれる人たちに行動してもらう為のインセンティブが何なのかを考えることで、人が行動を起こす為にはどういったインセンティブが有効なのかを見極める力が身に付くのである。

おわりに

以上3つの点を意識して社内調整に取り組めば、それが単にその組織の中でしか通用しない埋没したスキルではなく、どこでも通用する非常に汎用性の高いスキルとして伸ばすことができるであろう。