私だ。
あんちえいじゃー(@abcwriter1150)だ。

皆さんは、少年の心を持っているだろうか?

ぼくはまだ持っている。

持っているというよりも、まだまだ心は少年だ。なぜなら男の子は、いつだって少年だからだ。

いくつになっても頭のなかは、金とエロスでいっぱいだ。

さて、今回ご紹介する漫画は、かつてジャンプの黄金期にひっそりと連載されていたこちらだ!!

アウターゾーンだ。

スポンサーリンク



アウターゾーンとは?

アウターゾーンとは、90年代ジャンプで連載されていたエロス・ホラー漫画だ。作者は光原伸先生で、なんとWILD HALFの作者である浅美裕子先生の旦那様だ。

エロス、というのは本当で、大人の女性の下着や、女子高生のパンチラが拝める。残念ながら乳首は拝めないが、まあそこはご愛嬌だ。

基本的に一話完結のストーリー構成であり、決まりきった登場人物は殆どおらず、毎回違った人物が登場する。舞台の多くは現代の日本だが、まれにSF的な世界やパラレルワールドが舞台となることもある。

アウターゾーンには、よくドラえもんのひみつ道具的な道具が登場する。その道具には摩訶不思議な力が宿っており、使った人間はだいたいこの世のものとは思えないホラー体験をする。

欲望に負けた人間には不幸な結末が待っているし、そうでない人間は救われるのがお決まりのパターンだ。

例えばブラックカードというクレジットカード。使用限度額は無制限で、暗証番号も必要ない。キャッシング機能も搭載しており、引き出し額は無限大。ただし、1日に引き出せる最高金額は100万円までだ。

なんとも魅力的なカードだが、その代償は大きい。

その代償とは、寿命である。

1万円につき2日間の寿命が減る。

ハンターハンターのクラピカさんのエンペラータイムみたいだ。

ところで冨樫先生はちゃんと2017年にもう一度復活するのだろうか?

さて、この物語の語り部となるのがミザリィという謎の美女だ。大体の騒動は彼女が引き起こす。基本的に彼女が物語に深く関わることはないが、まれに関わる。

吸血鬼や悪魔を倒したりもしているしな。

アウターゾーンは、連載時はいつも本誌の巻末で掲載されることが多かったが、しっかりと練り込まれた構成は評価が高く、隠れファンが多い。ぼくもそんなファンの一人だ。

今回はそんなアウターゾーンの魅力をしっかりとお伝えしたい。

アウターゾーンの魅力

一話完結なので、どの巻から読んでも楽しめる

アウターゾーンは、基本的に一話完結である。また、登場人物もミザリィ以外は基本的に毎回違う。故にどの巻のどの話から読んでも楽しめる。

ストーリー物だと1巻から読まないとダメ出し、1話完結物でも普通は登場人物は固定だから、結局1巻から読まないといけないが、アウターゾーンは何巻から読んでも楽しめる。

一話ごとのクオリティが高い

一話完結型の漫画を長続きさせるためには、毎回の話のクオリティを高めなければならない。ストーリーものであれば、つなぎの回も必要だし、いまいちな回が、逆にその後の盛り上がる展開に必要になる場合もある。

しかし、一話完結型の場合は、そうも言っていられない。19ページの中で、ストーリー漫画が何週間も、時には1年以上もかけて行う物語の起承転結を行わなければならない。

これは非常にハイレベルなストーリー構築力が求められる。しかも、アウターゾーンの場合、登場人物は毎回異なる。故にキャラの掘り下げ、ということができない。

これはどういうことか?

例えばぼくが最近ハマりまくっているぼくたちは勉強ができない、というラブコメがある。

関連エントリ:恋する乙女がやっぱ最強!「ぼくたちは勉強ができない」は武元うるかの物語だ。

この漫画も、基本的には一話完結型だ。しかし、登場人物は毎回同じだ。たまに浮気がしたくなるような魅力的な新キャラが出てくる(あしゅみぃ先輩のことだ)が。

ゆえに一話完結型とはいえ各キャラクターの深掘りができるし、回を重ねるごとにどんどん魅力を増していく。

そして、作者は言うようになる。

「キャラが勝手に動いた」

と。

しかし、アウターゾーン。

先程も書いたとおり、登場人物は毎回変わる。

あるときは年上好きなむっつり男子高校生。またあるときは女癖の悪い変態校長。またあるときは悪魔学にハマり、怪物に成り果てた男などが登場する。いけない、チョイスが悪すぎる。これじゃあまるで変態しか登場しない漫画みたいじゃないか!

なんの話だっけ?

そうそう、決まった登場人物がミザリィ以外存在しないアウターゾーンは、キャラの掘り下げができない。しかしそのストーリー構成の巧みさが郡を抜いているため、どの話も非常に面白く読むことができる。少年漫画ではあるが、大人でも十分に楽しめるクオリティだ。

PTA?くだらんな!問題のエピソード「禁書」

この漫画の代表的なエピソードは12巻に掲載されている87話「禁書」である。

この話は、漫画が有害図書として発行禁止になった世界が舞台だ。

主人公の少年は、かつて普通に発売されていた少年漫画の魅力に取り憑かれている。それゆえ、発刊禁止となった昔の少年漫画を密かに収集している近所の怪しいおじさんの家によく入り浸っている。

発刊禁止になった漫画が存在していることは、少年とおじさん二人の秘密だ。少年とおじさん。想像できる限り最悪の組み合わせだ。

結局少年の凡ミスにより、おじさんは警察?に捕まってしまい、裁判にかけられるのだが、その裁判官とおじさんのやり取りが、まんま今のPTAと少年ジャンプとのやり取りで鳥肌が立った。

禁書の名シーン

少年漫画やゲームが有害だって言ってる大人たちはこのシーンをよく読んでほしいね。

子どもを、未来を信じられない大人は害悪でしかない。新しい未来はいつだって、子どもたちの偏見のない無垢でピュアな想像から生まれるのだ。

大人子ども、悪くないゾ。

アウターゾーン。現在アウターゾーン リ:ビジテッドとして掲載誌をウェブに移して連載を再開したとのこと。こちらは以前よりも内容が大人向きになっているそうなので、子どもも大人も、ぼくのような大人子どもも楽しめるのではないかと思っている。

おすすめだぞ!

おわりに

いかがだっただろうか。

あまり話題になることはないが、アウターゾーンは本当に完成度の高い作品だ。大人でも、むしろ大人こそ読むべき漫画であるといえるだろう。

アウターゾーンをはじめ、あまり知られていない名作たちが続々ランクイン?!
▼ジャンプ歴20年を超えるぼくが選ぶ、本当に読むべき価値のあるおすすめ歴代ジャンプ漫画のランキング記事はこちら!▼
ジャンプ歴20年超えのぼくが選ぶ、おすすめジャンプ漫画50選!